陣内孝則が9年ぶりにメガホンをとった「幸福のアリバイ~Picture~」。
陣内孝則監督作としては、長編映画第3作目。全ての人に訪れる“人生の節目”をテーマに、人生が愛おしくなる最高のハッピー・エンタメ・ムービーを誕生させた。

本作で描かれるのは、人生の一大行事ともいえる「葬式」「見合い」「成人」「誕生」「結婚」の5つのエピソード。ヤクザの葬式とは知らずに会をとりなす葬儀屋と、故人の残した遺書の内容で揉める親族・知人・息子。婚期を迎え、好条件の見合いに目がくらむ女と、運悪く浮気が発覚する男。成人式というハレの日に、スーツではなく特攻服で行こうとする息子と、それを必死に止める両親。出来ちゃった結婚をし、出産を控えた妻の元へ向かう夫と、あからさまに八つ当たりをする義父。ひとりの女性をめぐり、超一流のプロ野球選手に無謀な野球勝負を挑む、うだつのあがらないフリーター男。一種風変りな登場人物たちは、どこか共感できる悩みを抱いた普通の人々ばかり。そんな悩める人々が惑う様子をコミカルに描ききった、泣き笑いのヒューマンコメディだ。
脚本を手掛けたのは、「桐島、部活やめるってよ」で話題を集め、今最も注目される脚本家・喜安浩平。誰もが経験する人生の節目を軸に、人間模様の表裏を巧みに描いたヒューマンドラマとして、誰もが共感できる極上のコメディとして昇華させた。そして監督は、30年以上にわたり、日本の第一線を走り続けてきた俳優・陣内孝則。監督としての演出力に対して、同業・俳優陣たちの信頼も厚く、その元にベテランから注目の若手まで幅広い豪華キャストが集結。卓越した演技力でシリアスな作品からコミカルな作品まで幅広い演技をみせてくれる中井貴一、木村多江。どの作品においても独自の世界観を放ち続ける柳葉敏郎。存在感で見るものを魅了する大地康雄、佐藤二朗。どこか可笑しみと親しみを感じさせる名バイプレイヤー山崎樹範。若手実力派からは、木南晴夏、浅利陽介、渡辺大、入山法子。注目度急上昇中の清野菜名、柾木玲弥。この豪華キャストたちの個性を生かしながらも、新しい一面を引き出す陣内監督の演出力により、フレッシュで極上の物語を作り上げた。